よくあるご質問

婚姻関係が既に破綻をしているというふうに認められた場合に離婚が認められます。

＜質問＞
結婚して5年。日に日に主人からの言葉によるいじめが多くなってきたと感じます。
昔だと、当然だったかもしれませんが現代の自分には言葉の暴力のように感じます。
具体的には「誰が食わせてやってるんだよ！」「誰のおかげで生活できてると思ってるんだ！」「働くなら俺と同じくらい稼いで来い」とか言われています。これはモラハラに当てはまると思うのですが、どのように対応したらいいのでしょうか？またこのようなモラハラは離婚の原因になるのでしょうか？

＜回答＞
モラルハラスメントの一番の被害というのが言葉の暴力による被害だと思うんですけれども、言葉の暴力というのは、基本的に証拠に残すのが難しいといった事情や、売り言葉に買い言葉という形で、こちらも傷ついているけれどもあちらも傷ついているというふうに認定をされると、これだけではなかなか離婚原因にはならないというのが現状です。ただ裁判所において離婚原因と認められるのは、もうご夫婦の婚姻関係が既に破綻をしているというふうに認められた場合に離婚が認められます。

そうしますとモラハラがあった場合、モラハラが原因で、例えば奥さまがご主人と別々に暮らすようになってモラハラの支配から逃れた後ある程度の別居期間が継続すれば裁判所としてももうご夫婦の関係は破綻しているとして離婚を認める認定に傾きやすくなると思います。


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