目次
タイミングの見極めが大切です
離婚をこちらから切り出すと決めたとしても、いったいどんな状況の時につたえたらいいのでしょうか。じっくり話し合いたいとしても、相手に伝えるタイミングや手段が重要です。
お子さんがいる場合
お子さんが小さいうちは、就寝中に二人で話すこともできますが、思春期などは話す時間、場所などに気をつけましょう。また、お子さんが受験期にある場合、環境の変化を拒む可能性が高いので、慎重に検討すべきです。
夫が退職など環境の変化がある場合
ご主人が退職するのを待ち、離婚を切り出す「濡れ落ち葉」離婚が流行語になってから30年以上。実は、その後の財産分与などを考えると、退職する前に離婚する方がいいのです。定年まで勤めあげたご主人をねぎらいながら離婚を切り出すのではなく、まずはその前の準備が必要です。
【ケース別】離婚の切り出し方と例文
性格の不一致で離婚したい場合
自分が「性格が不一致」だと思っていも、相手が同じように感じていないケースも多いです。その場合、離婚の話し合いは当事者間では進みません。どれだけ自分が相手の考えに寄り添おうとしたけれどもやはり無理だったか、ということを明確に伝えましょう。
子どもがいる場合
お子さんの前でお話をすることはまず避けましょう。そして、両親が子供の前で争っていること、いがみ合っていることは決して子供にとっても良くないということを冷静に説明しましょう。
既に別居中の場合
別居した期間などにもよりますが、「距離をおいて、ずっと考えてきたけれど、やはり無理だった」ということで、自らは関係を修復する努力をしたことを全面に出しましょう。
新婚の場合
熟年離婚と違って、新婚での「スピード離婚」の場合、共有財産も少なく、もし相手の不貞があったとしても、慰謝料の額などが抑えられてしまう傾向にあります。離婚後の生活がどうなるか、まず経済的な問題を考えてから、修復できるかなどを考えてみてはどうでしょう。
セックスレスの場合
セックスレスだからといって即離婚とはなりませんが、婚姻関係を継続しがたい事由の一つにはなりえます。そのほかの理由とあわせることが必要になりますので、別居などを伝えるといいでしょう。
好きな人ができた場合
他に好きな人ができてしまった、ということを正直に相手に伝えた方が良いのではないか、と考える方も多いのですが、正直に伝えてしまうことで話し合いが硬直化してしまうことも多くありますのでそれは避けた方がいいでしょう。
離婚を切り出すときのポイント
相手に言い負かされない
当事務所にも、「相手の方が弁がたつので」「夫は頭がいいので」と、心配になってご相談に来る方がいます。特にモラハラ被害を受けている場合など、相手ペースで話が進んでしまい、不利な条件で離婚をさせられてしまっているケースも見られますので、注意が必要です。
相手が逆ギレしたら要注意
何となく離婚の話になった時に相手が不合理な理由を並べてくるケースや、突然に逆ギレをしてくるケースでは、相手が不倫をしている可能性がありますので、その場で離婚を切り出さないほうがいいでしょう。確実な証拠を取りに行くのが良いでしょう。
話す時に気をつけること
密室で、二人きりでは話さない
たとえ、録音などしていたとしても、密室で二人きりで話をしていると、感情がたかぶり、冷静な話ができなくなります。また、暴力行為が起きた場合など、どちらが被害者・加害者かもわかりません。自分の身を守るためにも、密室は避けましょう。
落ち着いて自分の意志を伝える。
離婚について、自分がどれだけ強い意志があるのかを示せるようにしましょう。そのためには、法律相談などに既にいっている場合などを含め、「自分は本気で考えている」という態度で挑みましょう。自分の伝えたいことを紙にまとめておくなど、いざ動揺したときも最低限のことを伝えられるようにしましょう。
切り出す前にしっかり離婚準備を
本当に自分が離婚をしたいのか、離婚後の生活がどのようになるかなどを今一度よく考えましょう。メモ書きでもいいので、文字にしてまとめてみる、信頼できる人に相談するなどしてみるのもいいでしょう。
自分の気持ちの整理
離婚したい理由を紙に書きだしてみましょう。
そして、その理由が
①事実なのか
②改善の余地はないか
③許容できないか
④離婚以外の解決方法はないか
⑤夫婦でこれ以上協力はできないか
⑥離婚が最善なのか などを確認し、自分自身の意思を整理しましょう。
離婚後の生活設計
離婚後のお金の問題は、子供の親権とともに、離婚の際に最も重要な問題です。慰謝料や財産分与、年金分割やお子さんがいる場合の養育費など、生活をしていく上で必要な金額を考えてみましょう。離婚したい!という思いが先だって、お金のことを後回しにしてはいけません。
不倫・DVなどの場合は証拠集め
不貞の慰謝料などについては、3年で、相手方が支払いを拒絶した場合に受け取れなくなってしまいます。不貞などによって離婚を決意している場合など、確かな証拠を集めておきましょう。そのためにも、不貞を知ったからといって一時の感情で詰め寄ったり、すぐに結論を出したりしないようにしましょう。
よくあるご質問
夫婦の同意があって、ある程度の話し合いが済み、一刻も早く離婚届けを出してすっきりしたい、そう思っている方は少なくありません。
けれども、離婚届けを出すその前に、どうしても決めておかなくてはいけないことがいくつかあります。お子さんのこと、経済的なことなど、ある程度決めて、書面にしておきましょう。離婚届けを出すのはその後です。
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